このページでは EC2インスタンスの OS をインストールする場所による違いを説明します。主に「Amazon EBS-Backed」と「Instance Store-Backed」の違いがあります。
比較は以下の表の通りとなります。
説明 | Amazon EBS-Backed | Instance Store-Backed |
概要 | Amazon EBS-Backedとは、OSがインストールされるルートボリュームがEBS上のこと。 | Instance Store-Backedとは、OSがインストールされるルートボリュームがインスタンスストア上(物理ホストのローカルディスク)のこと。 |
インスタンスの起動時間 | 高速 | 低速 |
起動するボリューム(ルートデバイスボリューム) | Amazon EBS ボリューム | インスタンスストアボリューム |
データの永続性 | デフォルト(DeleteOnTerminationがオン)では、インスタンスを削除するとルートボリュームは削除される。ただし 他のAmazon EBS ボリュームにあるデータは、デフォルトでは、インスタンスの削除後も保持される。 | 停止できない。 |
変更 | インスタンスの停止中に、インスタンスタイプ、カーネル、RAM ディスク、ユーザーデータなど変更が可能。 | インスタンスの属性は変更できない。 |
停止状態 | 停止状態にすることが可能。停止してもAmzon EBSに保存されている。 | インスタンスが実行中も終了後も、停止状態にすることができない。なぜなら揮発性なため終了したら消えてしまうから。 インスタンスを終了しても停止状態にならない。 インスタンス停止してしばらく時間が経過した後起動しても同じインスタンスが起動される保証はない。よって当然インスタンスに接続されたディスク内容は異なるため、消去せざる負えない。 |
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