Amazon Linux とは RedHat ベースのディストリビューションです。以下の特徴があります。
・Amazon がサポート。
・Amazon の yum を使用。
・「Amazon Linux AMI Security Center」で Amazon Linux に対する脆弱性の対応を確認することが可能。
・SeLinux がデフォルトで無効化。
・ユーザ名が root ではなく EC2-user。
・CentOSと同じく原則は無料。RedHATのAMIは使用量にライセンス料金が含まれている模様。
比較は以下の表の通りとなります。
比較表 | メリット | デメリット |
Amazon Linux | ・AWSに相性がよく、EC2として高性能でセキュアで安定している。 ・AWS CLI (Command Line Interface)環境や cloud-init など AWS関連のツールが事前にインストールされている。 | ・RedHat、CentOS用のパッケージが使用できない可能性がある。Amazon Linux のレポジトリと競合する可能性あり。 ・パッケージの更新が RedHAT、CentOSより遅れる場合あり。 ・コミュニティでの情報は少なめ。 |
結論 | 明確に使用したい RedHAT、CentOS用のパッケージがある場合はCentOS、RedHat を使用すべき。またエンタープライスサポートが必要な場合はRedHat でもよい。それ以外では Amazon Linuxを採用してもよい。 | - |
AWS なので Amazon Linux は EOSがないと勘違いされる場合あります。ハードウェアのEOSを利用者は意識する必要はないですが、Amazon Linux などソフトウェアのEOSはあるのでアップデートの検討が必要です。
AWS の Active Directory関連のサービスである AD Connector や Simple AD は Amazon Linux が使われているようです。
Amazon Linux は RedHat 6がベース。
AMazon Linux 2は RedHat 7がベースとなります。
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