AWS にはサービスレベルがあります。これらのサービスレベルにより冗長化構成や接続に使用するIPアドレスの種類(グローバル、プライベート)などが変わってきますので、システム設計の際にはレベルを正しく理解することが重要です。
またDR(Disaster Recovery)を設計する場合、グローバルサービスはDRが不要になるなど関連してくるため、これらのサービスの種類も正しく理解する必要があります。
比較は以下の表の通りとなります。
比較表 | AZ(アベイラビリティゾーン) サービス | リージョン サービス | グローバール サービス |
概要 | AZごとに作成、管理するサービス。 | リージョンごとに作成、管理するサービス。 | リージョンをまたがって世界で共通なサービス。 |
サービス | サブネット(複数のAZにまたがることはできない) NAT ネットワークACL EC2 インスタンス RDS インスタンス ElasticCache Elastic File System Elastic Load Balancing EBS Volume Redshft | VPC(複数のAZにまたがることが可能) セキュリティグループ VPC Endpoints VPS Peering Elastic IP Auto Scaling S3 Glacier Snapshot(EBS/RDS) AMI DynamoDB SQS SNS CloudSearch CloudWatch Lambda API Gateway | IAM(ユーザ、グループ、ポリシー、ロール) Route 53 CloudFront CloudTrail WAF STS |
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/IAM/latest/UserGuide/id_credentials_temp.html
デフォルトでは、AWS STS は https://sts.amazonaws.com に単一エンドポイントを持つグローバルサービスです。ただし、他のサポートされているリージョンにあるエンドポイントへの AWS STS API 呼び出しを実行することもできます
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