このページではオンプレミスで監視システムを構築する場合と AWS CloudWatch を使用する場合の比較を簡単に説明します。オンプレミスでは Zabbix や Cacti や Hinemos などの監視を想定しています。
比較は以下の表の通りとなります。
比較表 | AWS CloudWatch (+ CloudWatch Log) | オンプレミス監視システム |
方式 | クライアントからのPUSH型 | 通常は 監視サーバからのPolling 側 |
監視サーバへのエージェント登録 | 不要。ただしハイブリッド(物理、VM)なら事前のアクティベーションが必要。 | 通常は必要。 |
自動登録 | EC2インスタンスなら事前のロールをアサインすれば、登録なしでメトリクスやログの収集が可能。AWS の「自由な伸縮」設計概念のとおり、自動で監視対象のメトリクスやログを収集することが可能。 | - |
基盤設計 | 〇 マネージドサービスのため、監視サーバのハードウェア運用、OS運用、設計などが不要。 | × 監視サーバのハードウェア運用、OS運用、設計などが必要。 |
ログ容量 | CloudWatchのログを S3 にエクスポートすることが可能なため、事前のサイジングが不要。 | ログ容量のサイジングが必要(ストレージ購入のため)とても困難なので多めの購入となってしまう。 |
AWS マネージドサービスの監視 | 〇 可能 | × 監視エージェントをインストールできないため原則監視できない。 |
関連リンク:
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CloudWatch サービスの違い | CloudWatch, CloudWatch Logs, CloudWatch Events
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