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StatusCheckFailed_System, StatusCheckFailed_Instance ,StatusCheckFailedの違い

作成日:2020/01/29

AWS CloudWatch の標準メトリックであるStatusCheckFailed_System, StatusCheckFailed_Instance の違いに関して説明します。場合によってはPING 監視の代替とすることも可能です。ある意味"システムステータスチェック"と"インスタンスステータスチェック"違いとも言えるでしょう。

CloudWatchにおけるStatusCheckFailed




これらのチェックは1分ごとに実施されるようです。
参考:インスタンスのステータスチェック
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/monitoring-system-instance-status-check.html

比較は以下の表の通りとなります。

比較表StatusCheckFailed_SystemStatusCheckFailed_InstanceStatusCheckFailed
概要物理ホストで問題が発生
AWS側の問題であり、利用者側の問題でない可能性が高い。
ただしEC2インスタンスを利用者がシャットダウンした場合は発生する。
インスタンスのシステム的な問題。
(ネットワークの設定誤り、ソフトウェアの設定誤り、メモリ不足、ファイルシステムの破損、カーネルの問題)
利用者側の問題であり、AWS側の問題でない可能性が高い。
StatusCheckFailed あるいは StatusCheckFailed_Instance
のどちらかで問題が発生した場合にカウントされる。通常は両方のメトリックを監視するので、このメトリックだけを監視すればよい。

一言でいうとシステムステータスチェックインスタンスステータスチェック-
例:・AWS側 でネットワーク障害や電源障害などが発生した。
・インスタンスが停止している。

例:Windows では ipconfig /release で IPアドレスを解放するとこのアラートが発生する。
OSを再起動するとIPが DHCP サーバより再度アサインされるので復帰される。
(この手の実験するときは十分に注意してください。スナップショットを取得してから実験するのが確実です。疑似障害はAWS 管理コンソールから再起動して復帰できる範囲が必要です。ネットワークの設定を変更して再起動でももとに戻らない場合はリモートデスクトップやcliからも修正できなくなり
元に戻らない可能性があります。)
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