このページでは AWS の機能であるSQS と Kinesisの違いに関して説明します。どちらもメッセージング(キューイング)機能であり似たような機能となります。どのような使い分けを行うかを比較表とともに説明します。
比較は以下の表の通りとなります。
比較表 | SQS(Amazon Simple Queue Service) | Kinesis |
概要 | シンプルなメッセージングシステム。 | ストリーミング処理(ビッグデータなど) |
仕組み | ・シンプル(投入、取り出し、削除) ・シーケンス番号なし。 ・最大約256バイト。 | ・レコード、シーケンス番号、パーティション、データBLOBなど構成や操作はSQSと比較して複雑。 ・シーケンス番号あり。 |
目的 | 主にコンピュータ間の処理の連結部分。(Kinesisのような瞬発的な大量データの処理には向かない) | 大量データの処理が可能。1シャドーで最大 1000/秒のPUTの処理が可能。(シャドーを増やすことにより性能アップ)。 一般大衆向けのWeb投票システムなど。 |
保存期間 | 開封後30秒間処理されない場合は未開封となる。 デフォルトで14日間保存される。 | デフォルトで24時間保存。何度でも取得が可能。 |
入れるもの | 主にコマンドを入れる。 | 主にデータを入れる。 |
価格 | Kinesisより高 | SQSより安 |