S3へアクセスする方法の違いに関して説明します。S3はオブジェクト型の堅牢なストレージです。ブロックデバイス(EC2インスタンスに直接接続)は EBS (Elastic Block Store)が主力ですがオブジェクト型ではS3が主力で使うシーンが多いでしょう。
AWS 学びたてのころは AWS コンソールからアクセスしますが、システムで大量に処理する場合は自動的、プログラム的にアクセスする必要があります。このページではどのようなアクセス方法があるのか比較表で説明します。
比較は以下の表の通りとなります。
比較表 | AWS コンソールからアクセス | aws コマンド (CLI) | SDK | sftp |
概要 | ブラウザ経由の AWS コンソールからアクセスします。 | "aws" コマンドによりアクセスします。 | SDK により AWS へアクセスする Java アプリを開発することが可能です。 | ftp のセキュア版である sftp でアクセスします。 |
用途 | GUI 操作なので少量のファイルの操作に適しています。大量ファイルの操作には向いていません。 少ないファイルを公開したい場合、テストや学習目的で使用します。 | CLI のツールである aws コマンドでアクセスします。 例えば一覧を表示するには以下のコマンドを実行します。 aws ls シェルやバッチ内で自動的にアクセス、一括アクセスする場合やコマンドラインで実行する場合に適しています。 | アプリケーション、アプリ内にS3へのアクセス機能を組み込むことが可能です。SDK により開発時に機能を組み込みます。 | "AWS Transfer for SFTP" によりマネージドサービス型のsftp 経由で S3へアクセスすることが可能です。 2018年にリリースされたサービスです。東京リージョンでも使用が可能です。 sftp はセキュアなファイル転送でよく使われる機能です。オンプレでもファイル送受信でよく使われます。AWS でもマネージド型としてサポートされました。 |
プロトコル | https | https | https | sftp |
ポート番号 | 443 | 443 | 443 | 22 |
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