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Route53 の主な振り分け方法の違いを比較表で簡単説明

作成日:2020/01/29



Route 53 における振り分け方法の違いに関して説明します。Route 53とは DNS(Domain Name Server)サービスです。主にブラウザや モバイルアプリからホスト名解決の要求が来た場合に IP アドレスを返します。

Route53の負荷分散方式



例えば日本から動画配信サーバに接続する場合は、DNSが日本の地球の反対のブラジルに設置されたサーバのIPアドレスを返されると、レイテンシー(応答時間)が遅くなります。日本からアクセスする場合は日本、少なくともアジアに設定されたIPアドレスを返すべきです。

その他「どのサーバのIPアドレスを返すのか」の方式として「順番」「レイテンシーベース」「地理的な位置から」「すべて返す」などの方式があります。このページではこれらの方式の違いに関して説明します。

その他「シンプルルーティングポリシー」とう方式があります。これは単一のレコードのみ返す場合です。

参考:ルーティングポリシーの選択https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/Route53/latest/DeveloperGuide/routing-policy.html

比較は以下の表の通りとなります。

比較表加重ラウンドロビンレイテンシベースルーティング位置情報ルーティング(geolocation)地理的近接性ルーティングポリシー ヘルスチェックとフェイルオーバー複数値回答ルーティング
概要レコードごとに重みづけ。応答する比率が変わる。

複数の AWS リージョンにリソースがある場合にクライアントへの延滞を小さくする。レイテンシーの測定値に基づくため、日によって変わる可能性あり。

クライアントのIPアドレスより接続地域を特定し、地理的に近い場所のレコードを返す。
クライアント、およびリソースの両方の地理的状況からリソースを返す。
レコードとしている機器が停止している場合には振り分けを行わない。さらにフェールオーバ先の設定が多な割れている場合はフェールオーバ先を返す。
正常稼働中の複数のレコードを返す。





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