このページでは"コマンドラインインターフェースによるAWS 操作ツールである CLI" と "AWS の Powershell版"の違いに関して説明します。
どちらもコマンドラインから AWS の API をコールする機能です。ロールをアタッチしたインスタンス、あるいはアクセスキーを設定した機器から運用シェルを自動実行する場合などに使用します。
比較は以下の表の通りとなります。
比較表 | AWS Command Line Interface (CLI) | AWS Tools for Windows Powershell |
概要 | aws という一つのコマンドで多くの AWS サービスの操作が可能。Windows, Linux,Mac などで書式に互換性があるため、結果としてスクリプトにも互換性がある。 | Power Shell インターフェイス内で多くの AWS サービスの操作が可能。強力なWindows シェル環境で使用することができる。 |
メリット | 多くのプラットフォームでコードを共有する場合はPowershell ではなくこちらが便利。Powershell は原則Windows のみ。 | ・戻り値がオブジェクト形式であるため、パイプ処理など処理が容易で応用が利く。 ・PowerSHell の ISEが使える。 ・AWSコマンドの補完機能が使用できる。 ・try〜catch で例外処理が可能。 |
デメリット | ・戻り値はテキストやJSON形式であるため、別途整形して処理する必要あり。 ・try〜catch で例外処理することができない。 | 使用可能なのが Windows のみ。 |
Windows 版のダウンロードページ |
Get-AWSCmdletName -AwsCliCommand でAPIよりコマンドレットを確認することが可能。
関連リンク:
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