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ファーストタッチレイテンシーとは

正式名称:First Touch Latency



ファーストタッチレイテンシーとはS3上のスナップショットからEBSなどを生成する場合、最初のアクセスで極端に性能が落ちる現象のこと。

スナップショットや AMI (実態は S3に保存されているスナップショット)から EBS を生成した場合、最初のアクセス性能が低下する。
なぜならEBSを生成したとしても実態はまだS3に保管されており、初回のアクセス時に(ブロックごとに)初めてEBSへダウンロードされるため。
スナップショットからEBSを生成すると瞬時に availableになる点からも分かる。アクセス方式によもるが実測値では50%程度スローダウンした。

別名をファーストタッチペナルティと呼ぶ。

新規にEBSを生成した場合はこの現象は発生しない。

20GbサイズのEBS(gp2)に10Gbの大量のファイルを生成し他のボリュームにコピーした場合、(Windows)
・最初は10分所要したが、(ファイルキャッシュクリア後)の次回は6分程度となった。
・環境をリセットして再テストした。まず dd.exe で全アクセスした。(12分かかる)
その後同上の処理を行うとレイテンシーははっせいせずに 6分で処理が完了した。

対策としてはEBSを生成したらすべてのブロックにアクセスする。これでS3からダウンロードされることになる。

(注意)テストするときは空のEBSで行ってはいけない。レイテンシーの現象は発生しなかった。





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