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対象:インスタンス

AWS インスタンスの制限数とは





AWS インスタンス数の制限


AWS では起動することができるインスタンス数の制限があります。その制限数を超えて同時に起動することはできません。
制限数はマネージメントコンソールから確認することが可能です。制限数を変更するには、AWSへの申請が必要です。

そもそもなぜ制限数があるのか考えてみました。


インスタンス数の制限の理由


(1)需要
AWS が需要を予測してリソースを準備するための制限があると思います。
少なくとも制限数×ユーザ数を超えてリソースの要求が発生することはありません。(もちろんそこまでフルには準備していません。なぜなら稀にリソース不足でインスタンスが起動できない場合があるからです。)

(2)不正利用対策
万が一AWSアカウントのパスワードが流出したり、秘密キーが流出すると、インスタンスを不正に起動されてしまいます。
そのインスタンスで仮想通貨を発掘すれば、インスタンスを換金できることになります。
もしインスタンス数の上限がない場合は、被害額が無限になります。(インスタンスを無限に起動して仮想通貨を発掘させれる)
これを防止するためにインスタンスう数の制限があると思います。制限解除の申請があった場合、不正利用ではないか審査しているのだと思います。

(とはいえ、標準のインスタンス数でもかなりの数を立ち上げられるので、クラウド破産しかねません。AWSアカウントは厳重に管理し(IAMアカウント、多要素認証、IPアドレス制限など)、秘密鍵はよっぽどのことがない限り使わない運用にする必要があります。秘密鍵は使用せずにロールを使用するなどの対策は必須です。)

大阪ローカルリージョン




大阪ローカルリージョンは私が知る限りリサーブドインスタンスのみ提供されるようです。オンデマンドインスタンスは使用できないようです。(2019年現在ではリザーブドとスポットインスタンスのみ)
大阪ローカルリージョンは東京被災時のDR(Disaster Recovery)サイトとして使用されるようです。

もしオンデマンドだと以下の不都合が発生します。
・東京が被災して一斉に大阪ローカルリージョンを使用する場合、需要が急増してAWS側がリソースを提供できない可能性がある。
・オンデマンドだとインスタンスは(EBSなど除いて)通常時は課金されない。要するに東京が被災しないと大阪は課金が少ない。AWSとしても維持管理費用が稼げない。

よってリサーブドにすることにより回避しているのだと思います。
・リサーブドは事前購入なので、被災時も各企業がインスタンスを確実に確保することができる。
・リサーブドは常に課金であるため、東京が正常なときでもAWSは課金することが可能。

(あくまでも東京のDRとして大阪ローカルリージョンを使用するという前提です)

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