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対象:Workspaces

WSP Control Service が起動せず、WorkSpaceクライアントアプリから接続できない





WSP Control Serviceが起動しない


AWS WorkSpaceが接続できない現象が発生しました。マネコンで確認すると、状態が"異常"となっています。
リモートデスクトップで接続したところ、次のサービスが停止していました。

"WSP Control Service"

これにより、関連する NICEの "DCV Server" サービスも停止していました。

手動での起動は可能です。正常に起動します。しかしOS再起動でやはりタイムアウトとなっています。
手動で起動してエラーではなく起動失敗なので、WSPの構成に問題があるのではなく、タイムアウトが問題ではとも推測できました。

イベントログを見ると、やはりOS起動時に "WSP Control Service" サービスがタイムアウトとなっていました。
Windows サービスの起動時のタイムアウトは標準で30秒です。(30000 ミリ秒)

以下のレジストリで変更が可能です。

キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control
値(DWORD): ServicesPipeTimeout
データ: タイムアウト値(単位:ms)



これを60000などに増やすことによりタイムアウトが発生しなくなりました。

Windows Server 2019 や Windows 10 ではキーが存在しないため、別途作成しました。WorkSpace はWindows Server Base なので Server 2019などが該当します。

発生要因


明確な発生要因は不明です。性能の低いコンピューティングタイプでの実行やWorkSpacesアプリアップデートなどで発生する可能性があります。

自動修復




"WSP Control Service"サービスが破損しても、WSを再起動すると自動で修復されるようです。
しかし何らかの原因で修復できない場合もあるようです。その場合は2023年現在でリストアなど復旧するしかないようです。

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