WorkSpaces で高DPIのときに画面描画が極端に遅くなる

WorkSpacesでの高DPI問題

AWS WorkSpaces環境において高DPIだと画面描画が遅くなる問題が発生しました。

画面描画のベンチマークテストでどのコンポーネントが影響を受けるか測定してみました。
高DPIの場合は、FAT側も1920x1080などの高DPIとします。

(1)高DPIの場合(1920x1080)
・FAT側
CPU:40%
メモリ:35%
ネットワーク:15Mbps

・WorkSpaces側
CPU:80%
メモリ:65%
ネットワーク:(測定不可)

(2)低DPIの場合()
・FAT側
CPU:45%
メモリ65:%
ネットワーク:15Mbps

・WorkSpaces側
CPU:27%
メモリ:35%
ネットワーク:(測定不可)

(*)上記の高DPIのときの2倍の性能アップでした。

外付けモニタ

FAT Windows 11 PC に外付けモニタを接続すると描画が遅延することが判明しています。

複数台で1個のデスクトップ→大幅遅延。ただし片方のモニタで画面の変化がなければ1面と同じ。
複数へ複写→やや遅延
外付けのみ表示→問題なし

クライアントのネットワーク受信

解像度が高くなり、かつ画面の変化が激しいと受信サイズも大きくなるようです。通常は1Mbps程度ですが、場合によっては20Mbpsになる場合も。

解決

以下のような解決策が考えられます。
(1)解像度を落とす

(2)WorkSpace のインスタンスサイズを上げる
Standard から Powerなどへ変更

(3)WSPのバージョン
WSP 1.0利用の場合はWSP 2.0 にアップデートする。

(4)
Windowsの詳細設定でパフォーマンスを優先するに変更。

(5)
なめらかに表示をオフ。

参考：
WorkSpaces の高 DPI ディスプレイのサポート
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/workspaces/latest/userguide/high_dpi_support.html

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